「できるだけ誰でも買える自動車」
「軽自動車 K/U プロジェクト」プレゼンテーション(1)
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今回の企画は私のボランティア企画で、日本への寄与になればと想い、プレゼンテーションをさせて頂きます。
プロジェクト名は「K/U」です。「できるだけ誰でも買える自動車」と、「手の届くスポーツカー」の2車種をご提案致します。
日本で生活するのに車が必要な方々はたくさん居らっしゃいますが、車の購入はハードルの高いお買い物です。
近所にスーパーが無い方々、鉄道インフラの無い地方の方々、ペットを病院へ連れて行かなければならない方々、等々…。
そこで何とか、車の価格と維持費を極限まで低く抑えられないか?という計画が、この「軽自動車 K/U プロジェクト(1)」です。
では、どうやってコストを抑えるか?と申しますと、
軽自動車を【ほぼ一切、新規の技術開発をせずに】、自動車メーカーや関連会社の既存コンポーネントの組み合わせだけで製作し、
【社内キット・カー】みたいな手法でコストを限界まで抑えます。F1を造るようなノリで限界までこれをやり込みます。
それでも、このクルマを新車で購入できない方々もたくさん居ると思われますが、
この車が中古市場に出た時に、この車がブレイクする可能性はありませんでしょうか?
中古市場でブレイクしても、メーカーが儲かる事案ではないから…と思われるかもしれませんが、こういう世への寄与もあってもいいのかなと想うのです。
この、「できるだけ誰でも買える自動車」コンセプトが、今回ご提案します企画の1台目です。1台目につきましては以上です。
「手の届くスポーツカー」
軽自動車「K/U」プロジェクト・プレゼンテーション(2)
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「K/U」プロジェクトの2台目です。
車の運転自体を楽しまれる方もたくさん居らっしゃいますし、そういうユーザーの欲しい車はスポーツカーだと思います。
しかしスポーツカーですと、ますます「高い買い物」となってしまいます。
そこで、何とか価格と維持費を低く抑えられないか?という企画が、この「軽自動車 K/U プロジェクト(2)」で、
こちらは「手の届くスポーツカー(軽自動車)」です。
では、安い軽自動車を、どうやって「スポーツカー」の枠組みへ入れるか?ですが、
車体骨格は新規開発し、パワーユニットをリヤ・ミッドシップ、後輪駆動とします。
この車体骨格部分ではコストがお高くついてしまいますが、特別な車を製造するには、仕方のないコストに思えます。
そしてエンジン排気の消音機を撤去し、代わりに大きめのMGU-Hを設け、排気音を軽減し、且つ発電をします。これが重要な電力源となります。
消音機を撤去した分、コストも抑えられます。
後輪駆動なので、操舵時のドライブシャフトの抵抗を軽減できそうに思われます。
しかしそれ以外の要素は、プレゼンテーション1の「できるだけ誰でも買える自動車」と同じ方法で、限界までコストを抑えます。

身長が2メートル以上の方でも乗れる様に、屋根を高くデザインしました。
リヤ・ミッドシップですのでフロントの衝撃吸収構造も自由自在です。
コクピット内の「トラクション・コントロール設定ダイヤル」は、0〜10まで有ると走りが楽しめそうに思います。
下図は駆動システムの最初の概念図です。

内燃エンジンへターボ加給するとコストが急上昇してしまいますので、排気にはタービンと発電機のみで済ませます。
つまり内燃エンジンへのターボ加給はせずに、MGU-Hで発電した電力でPUの出力を高めます。
消音機を撤廃した事で、軽量コンパクト化も計れます。
ギヤの変速は、完全な自動変速と、ドライバーのパドルシフトと2種あると良いかもしれません。
次の図では、インプットシャフトとアウトプットシャフトを上下に重ねて、コンパクト化しました。

軽自動車なのにリヤミッドシップPU、トルク・コンバータではないギヤによるダイレクト後輪駆動、
これを軽自動車の価格帯で購入できたら、モーターレーシング好きな方々へは非常に魅力的かもしれません。
今回は以上です。こういったクルマ、いかがでしょうか?
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